どこのキャンプ場に行こうか、悩みながら決めるのもキャンプの楽しいところです。ただし、キャンプ場ごとに環境が異なるので、キャンプデビューで後悔しないためにも慎重に選ばなければなりません。
そこで今回は初心者が押さえておきたいキャンプ場の選び方をご紹介します。
さらに、関東周辺のおすすめキャンプ場も併せてご紹介します。
キャンプ場選びに悩んでいる方は、ぜひ最後までご一読ください。
キャンプ場の選び方ってどうすればいい?
キャンプ初心者の方にとっては、キャンプ場の選び方はとても重要です。
以下は初心者におすすめのキャンプ場の選び方のポイントです。
①距離やアクセス
キャンプ場は都市部から離れた場所にあることが多いため、アクセスがしにくい場合もあります。初めてのキャンプなら、距離やアクセスの面で負担の少ない場所を選びましょう。
②施設や設備の充実度
キャンプ場によっては、トイレやシャワー、炊事場などの設備が不十分な場合があります。初めてのキャンプであれば、必要な設備が充実しているキャンプ場を選びましょう。
③自然環境
キャンプ場は自然に囲まれた場所にあることが多く、自然環境が豊かな場所も多いです。自然の中で過ごすことが楽しみの一つなら、美しい景色や自然の中でのアクティビティが楽しめるキャンプ場を選びましょう。
以上のようなポイントを踏まえて、自分に合ったキャンプ場を選ぶと、初めてのキャンプでも楽しい思い出を作ることができます。
続いて、初心者の方でも安心してキャンプができるおすすめキャンプ場を3つご紹介します。
①ほったらかしキャンプ(山梨県)
山梨県「ほったらかしキャンプ場」は予約が取れない大人気キャンプ場!
キャンパーの間でも大人気のキャンプ場。その名の通り、自然をそのまま堪能できる良い意味での「ほったらかし」な空間です。10種類のユニークなテントサイトがあり、いろいろなキャンプスタイルで自然を存分に楽しむことができます。
標高約700mに位置し、富士山や甲府盆地の絶景も魅力の一つです。
また、キャンプ場から徒歩3〜4分のところにある「ほったらかし温泉」や、キャンプの頂上には、カフェ「Cafe: 山歩 SANPO」もあり、ますます魅力たっぷりのほったらかしキャンプ場です!
【予約方法】「ほったらかしキャンプ場」で予約を取るコツとは!? 直前キャンセルを狙うと取れる!
まず最初に、ほったらかしキャンプ場に行ってみたいけど、そもそも予約が全然取れないと思っている方は多いのではないでしょうか?
ほったらかしキャンプ場の予約に関してはネットでの予約がメインです。
月初めに3ヵ月先の1ヵ月分の予約が開始され、あっという間に予約が埋まってしまう事も多々あります。 どうしてもこの日にキャンプをしたいと思えば早目に予約をしましょう。
「空室お知らせサービス」を利用しよう!
この日に「ほったらかしキャンプ場」に行きたいなと思った時には、既に遅く予約がいっぱいという経験の人も多いと思いますが、そういう場合は「空室お知らせサービス」を利用しましょう。
実際に予約された方が全て利用するかというとそうではなく、取り合えず予約で抑えておいて天候と予定が合えばキャンプをしようと考える方もいらっしゃるはずです。
「空室お知らせサービス」を利用すれば、希望の区画にキャンセルが出た場合メールでお知らせしてくれるので、上手く活用すれば希望の日にちに予約を取る事が可能です。
直前のキャンセル狙い!キャンプに行ける2~3日前に予約表をチェックしよう!
ほったらかしキャンプ場のキャンセル料金は利用日の2日前から有料となっているため、行きたいキャンプ日程の2~3日前に予約表をチェックすると案外空いている確率が高いです。
筆者は基本的にキャンプ場の行き先を決める際、週間天気予報と晴れるエリアのキャンプ場を確認し、2~3日前に決める事が多いのでタイミング良く予約が取れた訳です。
各サイトの料金は?
手づくり感のあるテントサイトがおしゃれで、年々ユニークなサイトが増えていくのも「ほったらかしキャンプ場」ならではの魅力なんです。
サイトご利用料金
サイト名称 | 1区画のご利用料金 |
---|---|
ダイノジサイト | ¥3,500 |
ほったらかしサイト | ¥3,500 |
区画サイト | ¥2,000 |
ハナレサイト | ¥2,000 |
ぼっちサイト | ¥1,500 |
横浜サイト | ¥4,000 |
デッキサイト | ¥4,000 |
頂上サイト | \4,000 |
サイト宿泊料金
平日/休前日 | 詳細 |
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宿泊料金 | 大人:¥2,000 小学生:¥1,000 |
小屋付サイト
小屋付サイト【兄】ご利用&宿泊料金
平日/休前日 | 詳細 |
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平日宿泊料金 | 大人2名まで:¥20,000 大人3名:¥28,000 大人4名:¥36,000 大人5名目以降:1名につき¥3,000ずつ ※小学生は1名につき:¥1,000 |
休前日宿泊料金 | 大人4名まで一律:¥36,000 大人5名目以降:1名につき¥3,000ずつ ※小学生は1名につき:¥1,000 |
小屋付サイト【弟】ご利用&宿泊料金
平日/休前日 | 詳細 |
---|---|
平日宿泊料金 | 大人2名まで:¥15,000 大人3名:¥22,000 大人4名:¥29,000 大人5名目以降:1名につき¥3,000ずつ ※小学生は1名につき:¥1,000 |
休前日宿泊料金 | 大人4名まで一律:¥29,000 大人5名目以降:1名につき¥3,000ずつ ※小学生は1名につき:¥1,000 |
小屋付きサイト【親戚の森さん家】ご利用&宿泊料金
平日/休前日 | 詳細 |
---|---|
平日宿泊料金 | 大人2名まで:¥13,000 大人3名:¥19,000 大人4名:¥25,000 大人5名目以降:1名につき¥3,000ずつ ※小学生は1名につき:¥1,000 |
休前日宿泊料金 | 大人4名まで一律:¥25,000 大人5名目以降:1名につき¥3,000ずつ ※小学生は1名につき:¥1,000 |
※大型連休の期間は料金が異なりますので詳しくは公式HPからご確認していただくといいです。
【絶景露天風呂】隣接した入浴施設「ほったらかし温泉」
「ほったらかしキャンプ場」の魅力の一つ絶景露天風呂についてご紹介します。絶景露天風呂から富士山や夜景が堪能できる「ほったらかし温泉」です。
ほったらかし温泉は「あっちの湯」「こっちの湯」と、特徴が違う2ヵ所の浴場があり、どちらの湯にも入れるのではなく、入浴前に選ぶ必要があります。
「こっちの湯」は富士山を真正面にした趣のある景色を堪能することができる湯で、「あっちの湯」は甲府盆地を一望ができ、日の出から夜景まで楽しむことができる湯です。
どちらも魅力があり、選ぶのに困ってしまいます。
おすすめは「あっちの湯」の日の出と夜景の時間です。温泉に浸かりながら日の出を眺めることができるという、なんとも贅沢な時間を過ごすことができます。
絶景露天風呂「ほったらかし温泉」入浴施設の営業時間
◆営業時間
日の出1時間前~22時
(最終受付21時半)
◆入浴料
大人 800円
小人 400円
(0歳~小学6年生)
◆ほったらかし温泉オリジナル
タオル 200円
バスタオル 1000円
絶景カフェ「Cafe: 山歩 SANPO」
キャンプ場の頂上にはカフェ「Cafe: 山歩 SANPO」があります。
カフェは、キャンプ場の宿泊者じゃなくても利用可能。
生ビール、ハイボールだけでなく、バニラビーンズたっぷりの自家製アイスクリームやコーヒーゼリーなどもあるので、大人から子供も大満足です。
ただ、カフェが閉まるのが19時(ラストオーダー18時30分)と意外と早く、夜景を望むことは季節によっては難しいですが、夕日を眺めながらのコーヒーは格別です。
何と言っても夜景が綺麗!
甲府盆地の夜景は過去には「日本新三大夜景」にも数えられており、素敵な夜景を堪能できます。
「ほったらかしキャンプ場」は予約が取れないほどの人気キャンプ場で富士山以外にも魅力がたくさん 予約が取れないほど超人気の理由がよく分かった気がします。
ほったらかしキャンプ場の動画はこちら
②長瀞キャンプヴィレッジ
関越自動車道の花園インターから2,30分ほどでついてしまう好立地にありながら、”隠れ家的キャンプ場”の長瀞キャンプヴィレッジ。
キャンプ場は大きく川を望むサイト、木漏れ日が美しい林間サイト、そして林間に並ぶバンガローエリアの3つに分かれます。敢えて手を加えすぎないキャンプ場ですが、水場は清潔に保たれ、雨天でもBBQを楽しめるように屋根付きの釜場も準備されています。さらに管理棟には驚くほど綺麗な温泉まで併設されています。夜になるとランタンが灯され、幻想的な雰囲気を”ランタン温泉”では味わうことが出来ます。
このキャンプ場といえばやっぱり「ランタン温泉」
長瀞キャンプヴィレッジのお勧めポイント一つ目は何といってもランタン温泉。オシャレなランタンが並ぶ管理棟の奥の暖簾をくぐると、キャンプ場とは思えない綺麗な脱衣所にまず驚かされます。パウダースペースには大きな鏡とドライヤーも完備されているので、使いやすく評判です。
お風呂場に入ると広い湯船と、天井から吊り下げられたランタンが雰囲気をよく演出してくれています。お楽しみの露天風呂もまるで温泉旅館に来たような湯船と、幻想的なランタンの光に癒されます。明るい時間に入っても緑に囲まれ、癒されること間違いなしです。
※大浴場・露天風呂は、天候・その他都合によりお休みすることがあります。お出かけの前にお問い合わせください。
雰囲気抜群の「”隠れ家的”キャンプ場」
長瀞キャンプヴィレッジのコンセプトは、「隠れ家的」キャンプ場。長瀞という地域柄、ウォーターアクティビティが盛んで、思いっきり身体を動かしたりといったコンセプトのキャンプ場が多い中、静かにゆっくりと過ごせるのは大きなお勧めポイント。
場内に入って左側は荒川沿いの空の開けたテントサイトで、奥に行くと荒川の上流方向を眺めて過ごすことが出来ます。向かって右側は林間サイトになっていて、遠くに川を眺めるスタイル。暑いシーズンになるとやはり林間サイトが人気ですが、新緑のシーズンもその美しさと雰囲気に感動します。
長瀞キャンプヴィレッジの設備
◆遊具
ちょっとした木製の遊具があります。
小さなお子さんがいる場合にはピッタリな遊具かなと。
我が家の子供達も、遊具で遊びまくっておりました(笑)
◆キャンプ場内の小川
キャンプ場内に小川が流れており、
夏場は涼をとることができて子供達は小石を並べたりして遊んでました!
◆洗い場
洗い場は、すべての蛇口でお湯が出ます。
ここはうれしいポイントですね!
寒い時期に行った際に、お湯がでる水洗い場は非常に助かりますよね。
どの蛇口からもお湯がでるので、お湯がでる蛇口が限られているキャンプ場と比べると、洗い場が混雑して自分のタイミングで洗えないなんていうことがなくて一安心です!
料金案内(変更の可能性があります。)
■1サイト
バリュー:3,000円レギュラー:4,000円トップ:5,000円
入場料
・大人(中学生から)1人 700円
・子供(小学生から)1人 400円
■ソロキャンプ
バリュー、レギュラー:2,000円
トップ:2,500円(約4m×約7m ※サイトによって前後します)
入場料
・大人 1人 700円
■バンガロー
キャンプ場の公式HPをご確認ください。
長瀞キャンプヴィレッジの動画はこちら
③西湖自由キャンプ場
富士五湖にある穴場のキャンプ場「西湖自由キャンプ場」の予約不要日に行ってみました!知る人ぞ知る西湖自由キャンプ場は、西湖で最も歴史のあるオートキャンプ場では、西湖を一望できるんです。大自然のパワーを感じながら静かに過ごしたいキャンパーにおすすめな「西湖自由キャンプ場」をご紹介します!
西湖自由キャンプ場は静かで落ち着いた雰囲気! 車で入れるオートサイト
中央道河口湖インターから車で約20分の場所にある「西湖自由キャンプ場」は富士五湖の一つである西湖で最も歴史のあるオートキャンプ場!
サイトはAエリア、Bエリア、Cエリア、Fエリアの4つのエリアがあります。
「西湖自由キャンプ場」4つのエリアの特徴とは?
Aエリア:一番人気のエリアで湖に近く絶景が楽しめる!比較的平たんなのでテントを張りやすい
Bエリア:湖に近くやや傾斜のあるエリアなのでボートやカヌー持ち込む方におすすめ!9つしかないので激戦エリア
Cエリア:湖側から2〜4列目で若干傾斜があるエリアで、区画があるので一般キャンパーにおすすめ
Fエリア:フリーサイトエリア
敷地内にはテントサイトや売店、管理棟横には、共同炊事場とトイレがあります。どちらも古い感じはしますが、とても綺麗に管理されていました。また、トイレは洋式の水洗トイレですので、女性やお子様でも安心です。
シャワーやお風呂の設備はないので隣接する温泉「いずみの湯」がおすすめです。後ほどいずみの湯についても詳しくご紹介します。
また、西湖自由キャンプ場に行くことが既に決まっている方は、公式ホームページから予約が可能です。
「西湖自由キャンプ場」注意事項
・直火禁止(焚き火台を利用する)
・ラジコンやボール遊び、花火は禁止
・キャンプ場内を自転車で移動するのは禁止
・ペットOKだが吠える犬はNG(車に入れるなど他の利用者に配慮する)
・ゴミは持ち帰る(炭は専用の炭捨て場がある)
・消灯は夜9時で、それ以降はテントの中で静かに過ごす
・夜9時~翌朝7時までは車のエンジン稼働禁止
※管理人のご夫婦から場内でのルールや設備、設営可能な場所の説明をしていだけます。
利用料金 ※予約不要日は延長不可なのでご注意
宿泊キャンプ
・大人 1500円/1泊//1人
・子供(小学生まで) 800円/1泊/1人
・~2才までは無料
延長料金 予約不要日は延長不可
・大人 500円/1人
・子供(小学生まで) 400円/1人
・~2才までは無料
デイキャンプ(日帰り)
・大人 700円/1人
・子供(小学生まで) 500円/1人
・~2才までは無料
富士五湖の穴場「西湖自由キャンプ場」エリアごとの利用料金 繁忙期他・ネット予約日の土曜日は高くなるので要注意
平日・予約不要日(1泊)
・Aサイト 2000円
・Bサイト 1500円
・Cサイト 1000円
・Fサイト 1000円
繁忙期他・ネット予約日の土曜日(1泊)
・Aサイト 4000円
・Bサイト 3000円
・Cサイト 2000円
・Fサイト 2000円
デイキャンプ(日帰り)
Aサイト 1500円
Bサイト 1000円
Cサイト 500円
Fサイト 500円
車は宿泊キャンプで普通車1台1000円、中・大型CPカー・CPトレーラーは1台2000円です。
キャンプ場に隣接する温泉施設「いずみの湯」
場内にお風呂やシャワーはありませんが、キャンプ場隣に「いずみの湯」という日帰り温泉があります。自然海塩をたっぷり含んだ温泉で疲れた体を癒すことができます。
施設名:いずみの湯
住所:〒401-0332 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖987
電話:0555-82-2641
利用時間:11:00~20:00(最終受付19:30)・GW、9、10月の土曜日は22:00まで(最終受付21:30)・7月下旬~8月下旬は23:00まで(最終受付22:30)
休館日:火曜日・水曜日(12月~3月)・水曜日(4月~11月)※GW、夏期期間は無休
営業日が変更になる場合がありますので、詳しくはいずみの湯HPをご確認ください。
「西湖自由キャンプ場」は目の前に湖畔と山々があり! 雄大な自然を間近で感じられる
こちらのキャンプ場から富士山はほとんど見えません。てっぺんが少しだけ見える程度です。
絶対条件として「雄大な富士山を眼前に臨みながらキャンプしたい! 」という方には不向きなキャンプ場かも? しれませんが、美しい景観であることに変わりはありません。
富士山は見えませんが、湖のほとりにテントを設営でき、雄大な自然をすぐそこ!に感じることのできる開放感抜群のロケーションに私は魅了されました。水のさざめきを聞きながら、のんびりと過ごすことができます。
ファミリーやグループでの利用はもちろん、ソロキャンプも楽しむことができるキャンプ場です。
静かに過ごしたいキャンパーなら一度は行ってみよう
湖を間近に見ながらのキャンプは、とても気持ちがよかったです。昼から焚き火で調理をしたり、湖を眺めながらコーヒーを飲んだりする時間は最高に贅沢でした。グループでわいわい楽しむ
というよりも、少人数でゆっくり静かに過ごしたい、という方におすすめのキャンプ場です。
西湖自由キャンプ場の動画はこちら