冬キャンプは夏に使うアイテムとはまったく違うと考えた方が良いかもしれません。
テントはスカートがついていて風をさえぎるもの、また、ツールームなどで前室で暖房を使って温かくできるものがおすすめ。
また、コットを使いエアマットなどを敷いた上にあたたかなシュラフをのせて眠るなど、地面からの冷えをダイレクトに受けない用意も必要です。
寒さ対策におすすめな服装
冬キャンプの服装はレイヤリング(重ね着)をおすすめします。
アンダーウエアはヒートテックなどハイテク素材のものを着用しましょう。その上にTシャツ、フリース、ダウンと重ねます。
ボトムスもヒートテックなどあたたかで湿気を逃す素材のレギンスにパンツを重ね着すると温かですね。
あわせて手袋や帽子、ブーツや厚目の靴下も身につけましょう。
汗をかくと体が冷えるので、体温調節をしやすいレイヤリングは冬キャンプにぴったりの服装です。
寒さ対策に必要なキャンプ道具(ギア)
冬キャンプをするなら絶対に揃えておきたい必需品をご紹介します。
1.冬用のテント
テントはTC素材(ポリエステルとコットンの2種類の素材)やコットン素材のものがおすすめ。
ナイロンタイプのものよりも風を防ぎ、暖房などの火にも強い素材です。
また、インナーはメッシュだけのものではなくテント素材のもの、さらには裾にスカートのあるテントは風や冷気を防ぐのでおすすめです。
テントの中で薪ストーブを使いたいのなら、煙突を出せる専用のものを選びましょう。
【冬キャンプにおすすめのテント】
スノーピーク・ランドロック
tent-Mark DESIGNS・サーカスTC DX MID+
冬キャンプは2ルームが断然おすすめ!
スカートもあり温かく過ごせます。
全ての窓や入り口を閉め、前室で暖房を付ければあたたかです。
ストーブの使えるワンポールもオシャレで良いですね!ペグダウンは雪深いと大変かもしれませんが1本のポールで立ち上がるので設営がラクでしょう。
2.シュラフ
冬キャンプのシュラフはマミータイプが断然おすすめ。
体のラインに沿った形状は余計なすき間がなく冷気を寄せ付けないのであたたか。また、ダウン素材や綿が多めに入ったものが良いでしょう。
シュラフの中にもうひとつ薄手のインナーシュラフを入れるとさらにあたたか。フリース素材の毛布があるとさらに温かでしょう。筆者も必ずシュラフと毛布を持って行っています。
【おススメのシュラフ】
NANGA ・別注モデル アルピニスト800
3. ストーブと一酸化炭素チェッカー
ストーブがあれば冬キャンプは怖いものなし!
薪ストーブはもちろん、反射式のポータブルストーブ、だるまストーブ、カセットガス缶タイプのストーブなど温かさや価格に応じて様々なものがあります。
密閉されたテントの中でストーブを点けるのは一酸化炭素中毒の恐れがあるのはご存知でしょうか。
昨今では一酸化炭素中毒によりキャンパーの事故も増えてきました。必ずチェッカーを購入しストーブと合わせて使用しましょう。
【おススメのストーブ】
スノーピーク・グローストーブ
Gstove Heat View
■一酸化炭素チェッカーは必須!
ストーブをテント内で使用するのなら必ず用意したいのが「一酸化炭素チェッカー」。一酸化炭素の数値を測り、一定以上になると警告音で換気を知らせてくれるものです。
キャンパーの中毒事故が増える秋から冬。ストーブを使用する際は必ずテントに吊り下げ、使用しましょう。
【おススメの一酸化炭素チェッカー】
Slapeme「一酸化炭素警報器 キャンプ用」
まとめ:寒い時期のキャンプは魅力がいっぱい!万全の対策をして快適に楽しもう
寒い時期のキャンプは、空気が澄んでいて星がよく見えることや人が少ないことなどメリットがたくさんあります。
キャンプの際に役立つ寒さ対策はたくさんありますが装備が増えればそれだけ積載がかさばるため、自分ができる積載量を考えながら最適な組み合わせを探し、楽しいキャンプライフを満喫しましょう!