冬キャンプに興味がある人
「冬キャンプの魅力って何があるの?なぜ、みんな寒いのに冬キャンプに行くんだろう?メリットがあるなら教えてほしいな」という方に是非とも本記事を参考にしていただければ幸いです。
「冬はキャンプが最も楽しい季節」
これはキャンプ歴が長い人であれば、必ず同意してくれる内容です。
私自身そうだったのですが、一度冬キャンプを経験したら、夏のキャンプはストレスが多くて、行かなくなりました。
ただし、一般的な感覚からすると、本当に理解できない発言ですよね。
「なぜ寒いのにわざわざ冬キャンプにいくのか?」…謎ですよね。
じつは、この一見、罰ゲームに見える状況の先に、知る人ぞ知るご褒美が用意されています。
今回は、その魅力を徹底解説していきます!
【中毒性あり】冬キャンプの魅力は?初心者がハマる理由を解説
魅力①:満天の星空がお出迎え
冬キャンプは星が本当にきれいに見えます。
なぜなら、気温が低いと空気中の水分量が減り、光の屈折率が下がるため、星がよりダイレクトに見えるからです。
星を見て『うわぁ~、すごい!』と感動したことはありますか?
冬のキャンプではその感動があります。
ある意味、人生観が変わる体験です。
私が家族とはじめての冬キャンプに行ったときです。
私は子供たちに喜んで欲しくて天体望遠鏡を買いました。
少々セッティングに時間がかかりましたが、星をみる準備はOK。
子供たちは初めて見る月の細かい隆起や星々にとても興奮していました。
冬キャンプ 魅力
家族できれいな星を見ながら、焚き火を囲い、暖かい飲み物を飲む。
たったそれだけのことですが、そこには家の中では体験できない感動があります。
それが冬キャンプのご褒美なのです。
星空を満喫するにはキャンプ場選びも重要です。選ぶときのポイントは次の3つ。
● 空が開けている
● 都市部から離れている
● 夜に暗くなる
星空を見るわけですから、頭上が樹木に覆われている林間のキャンプ場はNGです。高原などの高台にあるキャンプ場を選びましょう。また、都市部の市街地が近いと街の明るさで星空がきれいに見えなくなってしまいます。できるだけ都市部から離れてください。
ただし山間部に行くと、路面が凍結している可能性があります。そのような環境での運転経験がない人は、温暖な地域のキャンプ場がおすすめです。
また設備がしっかりしすぎているキャンプ場では夜も安全のために外灯があり、キャンプ場そのものが明るくなってしまうこともあります。そのようなキャンプ場は便利ではありますが、星空を見るのには適していないので、選ぶときに気をつけましょう。
星が綺麗に見えるおすすめキャンプ場はこちら
五光牧場オートキャンプ場
魅力②:『焚き火』で癒される
2つ目の魅力は『焚き火』です。
気温が低い冬キャンプでは、防寒対策が欠かせません。冬キャンプで寒さから身体を守ってくれる方法としては、衣類やシェラフなどを冬仕様にすることがありますが、やはり「焚き火」を頭に浮かべる人は多いのではないでしょうか。
焚き火は、薪や落ち葉などを使って火を起こし、直接身体を暖めることができます。足元から身体を暖められることができて、冬のキャンプを楽しむにはとても重宝します。
気温や寒さに応じてサイズを変えたり、焚き火の場所を増やしたり、場面に応じた対応ができることも魅力ですね!
キャンパーの多くは、夜に焚き火の明かりをただぼんやりと眺めることが楽しみの一つです。焚き火の匂いやパチパチと薪が燃える音、焚き火のぬくもりを肌で感じることで、人の五感が刺激されてリラックスできるからです。
さらに、グループキャンプで楽しむ時には、同じ焚き火を囲み、同じ明かりをただ眺めてリラックスできます。そういった空間と時間を共有していると、自然とコミュニケーションが生まれてきます!
焚き火は人の五感を刺激しながら、他の人との憩いの空間を与えてくれる最高のアクティビティですね!
じつは、焚き火には科学的に証明できる癒し効果があります。
それは、
1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)というのものです。
かんたんに説明すると「1/fゆらぎ」とは
①規則的なゆらぎ
②不規則的なゆらぎ
この2つが合わさったものです。
ソロベース
その「1/fゆらぎ」が焚き火の炎の揺らめきと『ぱちぱち』という木が燃える音に含まれているのです。
そして、人間の『聴覚』と『視覚』でこの「1/fゆらぎ」を感じることができます。
結果として、焚き火を眺めているだけで癒し効果を得ることができるのです。
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魅力③:冬キャンプといえば『鍋料理』
3つ目のご褒美は『鍋料理がおいしい』です。
鍋料理は本当においしいです。
もちろん、家で食べる鍋料理もおいしいですよね。
暖かい部屋で家族で囲む鍋。
コタツもあります。
もう、何も言うことはありません。
しかし、冬キャンプで食べる鍋料理はレベルが違います。
なぜなら、体が欲しているからです。
じつはキャンプなど、外で食べるご飯は普段より1.5倍おいしいといわれます。
なぜなら、人間は家の中にいると身を守る必要がないため自然とリラックスしますが、外に出ると無意識的に外敵から身を守るために五感をフル活動しているからです。
それにより、味覚が家の中よりも鋭敏になるのです。
だから、外で食べるご飯はおいしいのですね。
さらには、寒い中で食べる鍋は1.5倍どころの騒ぎではありません。
小分けした皿を持つ手ですら、そのお皿から感じる暖かさに歓喜します。
一口食べると
『うまい!!』
以外の言葉がありません。
さらに、鍋は翌日もおいしいです。
朝の冷え切った体に味がしみ込んだ鍋を食べると生き返ります。
なので、冬キャンプの鍋料理は大切なご褒美のひとつなのです。
料理の魅力は、なんといっても簡単に作れることです。基本的にスープさえ調合すれば、後は食材を入れるだけで完成します。
キャンプで作る時は、予め自宅で野菜のカット、スープの調合などの下準備しておけば、まな板や包丁なしで作ることも可能です。冬キャンプでは、肉や魚などの食材も傷みにくく、野外でも様々な食材を使った鍋料理が楽しめます。
料理の魅力は、なんといっても簡単に作れることです。基本的にスープさえ調合すれば、後は食材を入れるだけで完成します。
キャンプで作る時は、予め自宅で野菜のカット、スープの調合などの下準備しておけば、まな板や包丁なしで作ることも可能です。冬キャンプでは、肉や魚などの食材も傷みにくく、野外でも様々な食材を使った鍋料理が楽しめます。
おススメの鍋料理5選はこちら
魅力④:あたたかい『お酒』でほっこり
魅力の4つ目は『お酒』です。
特に、あたたかいお酒です。
ここまで読んでくださった方なら、理解できると思います。
満天の星空を眺めながら、虫や人がいない空間を、焚き火を眺めて、家族や友達と談笑しながら、鍋をつつく。
そんな時に飲むお酒はどんな味がすると思いますか?
ひかえめに言って『最高』です。
大定番『熱燗』です。
熱燗は単純に鍋にあいます。
特に『アチィ!』ってぐらいの温度がおすすめです。
なぜなら、気温が低いので外にいると熱燗がすぐにぬるくなるからです。
ですので、熱すぎるぐらいがちょうどいいんです。
クッカーややかんに直接お酒を入れて温めるのが一番簡単ですが、熱燗の基本は湯煎です。
じわじわと温めるからこそ、美味しくなるといいます。クッカーでお湯を沸かし、徳利にお酒を入れてじっくり湯煎しましょう。
キャンプ好きに日本酒ファンは多いのか、様々なキャンプ用品メーカーから、アルミやチタン製の徳利や御猪口、「野燗炉」という熱燗+調理ができる道具が発売されています。
安い日本酒でもキャンプなら美味しく飲めそうですが、とびきり美味しい日本酒を野外で楽しむのも粋ですね!
ぜひ、冬のキャンプ場でお試しください。
まとめ
この記事を読むことで『冬キャンプの魅力』がイメージできたなら幸いです。
まとめると冬キャンプの魅力は5つです。
満天の星空がお出迎え
焚き火で癒される
絶品の『鍋料理』に舌鼓
『お酒』が味覚と嗅覚を刺激する
たくさんありましたね。
もちろん、その他にも「温泉が気持ちいい」であったり
「冬の朝日が最高に幸せを感じる」であったり
ご褒美はたくさんあります。
春夏秋とキャンプを楽しみ、冬の自然の風景を見ずしてまた春を迎えるのはもったいないというもの! 寒い季節にしか感じることのできない凛とした張り詰めた空気感は、キャンプ本来の自然と親しむことの魅力を改めて感じさせてくれるはずです。
ですが、あとは行ってからのお楽しみですね。
それでは、楽しい冬キャンプを。
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